パンクロック
70年代に流行したパンクロックを日本の伝統的な衣装である着物に取り入れることをテーマに制作しました。
イギリス発祥のスタイルであるパンクロックが、70年代に日本に流入し、
日本独自のパンクロックというスタイルが確立したことを、日本的な着物に西洋的なパンクロックの要素を取り入れることで表しています。
襟や袖、帯の形状で着物らしさを残しつつ、レザー生地や毒々しいペイント、スタッズを取り入れ、
色味をモノクロに統一することで、パンクロックを表現しました。メイクも目を黒く囲い、
タトゥーペイントを施すことでダークな雰囲気に仕上げました。
靴、パンツに手描きでペイントを施し、襟や帯、靴などにスタッズを一つ一つ取り付けたり、
着物の裾や袖の裏地にレザーを使ったりと、細部まで意識して製作しました。